身体が寒さに馴れるまで
寒冷順化(かんれいじゅんか)とは、体が寒さに少しずつ慣れることで、低温環境でも体温を保ちやすくなる適応反応のことです。簡単にいえば、「寒い環境でも体が冷えすぎないようにするための自然なトレーニング」です。暑さへの順化と同じく、寒さにも身体は徐々に慣れていきますが、その仕組みはやや異なります。
寒冷順化が起こると、いくつかの生理的変化がみられます。まず、体が冷えたときに震えが起きにくくなるという特徴があります。通常、人は寒さにさらされると震えることで熱を生み出しますが、順化が進むと、震えによらず体が熱を作れるようになり、無駄なエネルギー消費を抑えられます。また、皮膚の血管が冷えに対して過度に収縮しなくなるため、指先や足先が極端に冷たくなるのを防ぎ、凍傷などのリスクも下がります。
さらに、近年の研究では、寒冷順化により褐色脂肪組織(かっしょくしぼう)が活発になり、体温を作る能力が高まることも分かっています。褐色脂肪は体内の「ヒーター」のような役割を持つ組織で、特に肩まわりや首の後ろに多く存在します。寒さにさらされる日が続くとこの組織が働き、効率よく体を温めるようになります。これは、寒さに慣れた北国の人が冬でも比較的元気に動ける理由の一つです。
寒冷順化を得る方法としては、軽い寒さに短時間触れることを毎日行うのが効果的です。例えば、外気温の中を10~15分程度歩く、室温を極端に上げずに薄手の衣服で過ごす、冷たい水で手を洗うなど、無理のない範囲で寒さに触れる習慣をつくるとよいでしょう。一般的には1~2週間ほどで順化が進むとされます。ただし、極端な寒冷暴露は凍傷や低体温症の危険があるため、急な我慢は禁物です。
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