急性腰痛(ギックリ腰)

当院では、急性腰痛(いわゆるギックリ腰)に対し、以下の流れで施術を行います。

1.初期評価

  • 発症機転(動作・時間など)の確認
  • 神経症状(しびれ・感覚異常・筋力低下)の有無をチェック
  • 疼痛部位の触診、可動域テストで筋・関節由来の痛みを評価

2.急性期対応(発症~2~3日程度)

  • アイシング:患部の炎症抑制(15~20分/回)
  • 電気療法:低周波・干渉波で鎮痛と筋緊張緩和
  • 軽微な手技療法:周辺筋のリリースを中心に、患部は非刺激的に
  • テーピング/サポーター固定:動作時の不安定感軽減と再負傷予防

3.回復期対応(3日目以降)

  • 手技療法:筋膜・筋緊張へのアプローチ強化
  • 骨盤・腰椎のアライメント調整:軽度の矯正
  • 運動療法:ストレッチ・体幹安定性の改善(EMSなど)

4.再発予防指導

  • 姿勢改善の指導、日常生活の注意点説明
  • 腰痛予防のセルフストレッチ・体幹トレーニング指導

※重篤な神経症状や機能障害(動けない、シビレが強いなど)がある場合は、速やかに医療機関への受診を推奨します